★プレイステーション・ポータブル(PlayStation Portable)
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCEI) が日本では2004年12月12日に、アメリカでは2005年3月24日に発売した家庭用携帯ゲーム機である。略称は、PSP(ピーエスピー)。
「プレイステーション」の名を冠しているものの、プレイステーション、プレイステーション2などとは違い、プレステとは略されず、互換性もない(ただしプレイステーションに関してはソフトウェアの移植を容易にするエミュレータのベンダーへの提供がアナウンスされておりゲームアーカイブスでのダウンロード販売もされている)。
◎概要
PSPは発売中の携帯型ゲーム機で最も高性能なハードである。コンパクトながら二層成型を施し透明感と光沢のある、高級感を持ったデザインのボディに大型ASV液晶を搭載。据置型ゲーム機のプレイステーションを上回り、Wiiと同じぐらいの浮動小数点演算性能を誇りPlayStation2と同じぐらいの性能を誇り、1.8GBのUMDやメモリースティック
PRO Duoインターフェースを採用し、ユーザーが独自に加工した動画や画像、音楽を再生することができる。無線LAN機能によりブラウザを使ってのサイト閲覧(ファームウェアのバージョン2.00より実装)やロケーションフリープレイヤーとしても使用可能な多機能端末。詳細な性能は主な仕様を参照のこと。システムバージョンアップにより様々な機能を追加することができ、USBポート等での拡張性もある。
それまで据え置き機と携帯ゲーム機との性能差は開く一方、特に三次元的な表現は据え置き機の独擅場であったが、PSPでは据え置き機と較べて遜色の無いグラフィック性能を持つゲームを携帯機上でプレイ出来るようになった。ただ高性能である一方、ランダムアクセスに弱いCLVの光ディスク系メディアを採用したことによるロード時間、バッテリ駆動時間の短さ、筐体の脆弱性などの問題も指摘された(ロード時間に関してはソフト制作側の工夫によって短い物も存在する。また、サードパーティーより4400mAhの大容量バッテリーが発売されている)。
社会的現象となったニンテンドーDSの人気に隠れているものの、それまでの任天堂以外の携帯ゲーム機以上のシェアを獲得しており、2007年2月に発売したモンスターハンターポータブル2ndが発売初日に50万本を突破するなど現在も気を吐いている。
2007年4月、Sony Computer Entertainment America(アメリカ法人)がPSPの価格を199ドルから169ドルへの値下げを発表した(但し、日本での値下予定は無い)。
◎機能
PSP専用UMDをセットし起動することでゲームをプレイすることができる。ゲームソフトは2006年10月1日現在で300種類以上発売されており、今後も多数のソフトウェアがリリースされる予定である。また、ネットワーク経由でゲームの体験版、PS3経由でPS1のゲームをメモリースティックにインストールし、そこからゲームを起動させることもできる。
◎販売台数
2005年10月にPSPは全世界累計生産出荷台数1,000万台(SCE報道発表文)に、また2006年3月には同1,700万台に到達。2007年現在では2,000万台にまで達している。
2007年4月現在、日本国内の推定累計販売台数は500万台を突破している(エンターブレイン調べ)。アメリカ合衆国では2005年3月24日に発売し、100万台を出荷、1週間で57万5000台を販売したとされる。
★ニンテンドーDS(Nintendo DS )
任天堂が開発し販売している携帯型ゲーム機。
◎概要
2画面やタッチスクリーン、マイクによる音声入力などのユーザーインターフェースを特徴としている。略称は「DS」。さらに上位機種としてニンテンドーDS
Liteが発売されている。
"DS"とは"Double Screen"の略で、折りたたみ式の本体の両側に2つの液晶画面を持っているという意味がある。
外見はかつての同社のゲーム機『ゲーム&ウォッチ マルチスクリーン』を彷彿させる。下側の液晶画面はタッチスクリーンになっている他、マイクが付き、ボタンもゲームボーイアドバンス(GBアドバンス)と同様の物に加えXYボタンが追加されるなど、インターフェイス面で数多くの特徴を持つ。
◎発売日
アメリカ合衆国で2004年11月21日に、日本では12月2日に発売された。オーストラリアでは2005年2月24日に、ヨーロッパでは2005年3月11日に、中華人民共和国ではiQue
DSという名称で2005年7月23日に発売されている。
◎互換性
ゲームボーイアドバンスのCPUに使われているARM7TDMIをサブCPUとして搭載することで、ゲームボーイアドバンス用ソフトとの互換性を実現しているものの、それまでの歴代ゲームボーイシリーズにあったZ80系のプロセッサは搭載していないため、ゲームボーイ(白黒)、ゲームボーイカラー用のソフトは使用できない。そのため、ゲームボーイアドバンスカートリッジスロットの内部には突起があり、ゲームボーイカラー以前のカートリッジを物理的に挿入できない構造になっている。
また、ゲームボーイアドバンスにあった通信コネクタが装備されていないため、ゲームボーイアドバンス用ソフトの通信機能は使うことができない。同様に、ゲームボーイアドバンス用の周辺機器も基本的には使用できない。なお、DSはワイヤレス通信が可能だが、ゲームボーイアドバンス専用ワイヤレスアダプタとは通信の規格が異なるため、アドバンス用ソフトのワイヤレスプレイも不可能。
ライセンシー商品では充電端子に接続するゲームボーイアドバンスSP用のACアダプタとヘッドホン変換プラグ、そしてGBアドバンススロットに挿入する『PLAY-YAN
micro』や『プレイやん』、『カードeリーダー(旧型)』のみが使用可能。ニンテンドーDS本体には通常のヘッドホン端子があるので、ニンテンドーDSではACアダプタ用の端子にGBA-SP用変換プラグを経由して接続したヘッドホンと併用することも可能。説明書でも本体にヘッドホンのプラグが上手くささらない場合はGBA-SP用変換プラグを使用するように記載されている。
なお、後継機のDS LiteではACアダプタのプラグ形状が異なるため、その端子を用いる機器は使用不可である。
◎販売台数
日本単独での売上は2005年4月中期までに200万台を突破するという順調な滑り出しを見せた。アメリカでは発売後1ヶ月で100万台を出荷、2004年12月末時点で日米の累計は280万台となった。2005年度、日本における実販売数は432万台(エンターブレイン調べ)となった。
2006年2月のカンファレンスで、販売台数が600万台を突破し、ミリオンセラータイトルが7本になったと発表。
2007年には『nintendogs』の売上が全世界で1000万本を突破し、海外でもDSブームが起こっている事を証明した。 エンターブレインは3月2日、ニンテンドーDSの販売台数が1500万台を突破したことを発表した。発売から115週での達成はPS2の発売220週目の約2倍のペースで、改めて好調ぶりが浮き彫りとなった。
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